2016年07月

2016年07月26日

コンピューターのプログラムにおいて、期待されている答えと違うものを出力した場合、それは「誤り」である。
つまりプログラムにとっては「バグ」である。

たとえば、入力されたIDからデータベースに検索をかけ、目的の会員情報を引き出すというシステムで、入力されたIDとは違う会員情報を引き出してきてしまった場合、それはバグであり、システムにとって致命的な障害を起こすことになる。

コンピューターのプログラムはこんなところで間違ってはならない。
当然のことである。

ところが「絶対に間違いがあってはならない」と思われているコンピューター・プログラムの中には、間違うことが許されているものもある。 

それが「機械学習」と呼ばれるものである。
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2016年07月25日

プログラムにおける関数というものは、その関数の中でさらに他の関数を呼ぶことができる。

たとえばいくつかの円を描くプログラムがあり、ある関数が「◯番目の円を描く」というものであったとしよう。
この関数は、「◯番目」という番号だけを受け取るが、その番号の円が描かれる位置と半径が必要である。 

そこで、もうひとつ別の関数として、「◯番目という番号を受け取ったら、登録されている円を探しだし、その位置と半径を返す」というものを用意する。

以上を仮想プログラミング言語で書くと以下だ。

1:関数"円を描く"(n番目)[
2:   円=関数"円の情報を取得"(n番目)
3:   円を描く
4:]関数"円を描く"ここまで

5:関数"円の情報を取得" (n番目)[
6: n番目の円を取得
7:   円の情報を返す
8:]関数"円の情報を取得"ここまで 

ここでは1つめの関数"円を描く"がその内部でもうひとつの関数"円の情報を取得"を呼んでいる。
これにより"円の情報を取得"という関数は、他のところからも呼ぶことができるようになり、再利用できるものになる。

関数の中から別の関数が呼べる、ということだが、それは必ずしも"別の"関数でなければならないわけではなく、自分自身を呼ぶこともできる。
これを"再帰関数"と呼ぶ。 

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2016年07月24日

SpyCommander
tesh nakamura 「スパイたちに告ぐ」



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myinnerasia at 10:03|PermalinkComments(0)作品 | 虚構

2016年07月23日

「芸術とは何か?」という問いを芸術作品そのものによって最初に投げかけたのはマルセル・デュシャンであった。
 ジョン・ケージは「4分33秒」によって「音楽とは何か?」という問いを投げかけた。

それまでの芸術、音楽の役割であると広く考えられていた「美を追求する」、「美しい音の流れを追求する」という価値観から、芸術自身、音楽自身を芸術、音楽によって切り離す。
それは自己言及的であり、最終の姿でもある。

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myinnerasia at 08:07|PermalinkComments(0)虚構 | 宣言風

2016年07月22日

プログラムには、その動作に影響しない文字を自由に書いても良い、「コメント」というものがある。
コメントはようするにプログラムの注釈である。コメントを入れることによって、後で他のプログラマーがその部分を見た時に理解しづらいところに注釈を加える。

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