ネタばらし宣言風できるだけわかりやすく説明してみるという実験:オブジェクト指向という発明(その1)

2016年06月23日

コモエスタ坂本という宇宙意識体-その3:宇宙意識体

前回のあらすじ】
  • コモエスタ坂本が、自身のホームページ"Comoesta's Japan Home Vage"でやっていた嬲リンクに(仮称)ぴよぴよというポン引きホームページをリンクして嬲りものにした。
  • それを知った(仮称)ぴよぴよはコモエスタ坂本に抗議し、「裁判を起こす」とまでいう騒ぎになった。
  • 結局裁判はされなかったが、この事件はインターネットで個人が情報を公開すること、またそれをリンクすること、という問題を定義することであり、その後の日本のインターネット社会に大きな影響を及ぼすものであった。
僕はそんなコモエスタ坂本と一度だけ電話で話をしたことがある。
当時僕がやっていたAlife Gardenという、人工生命をウェブ上で育てる、というサイトに興味を持ったコモエスタ坂本が、自身のメルマガで人工生命特集をするとのことで取材を受けたのだ。
もう20年も前のことではあるが、取材のためのやり取り以外にも、ぴよぴよの件だとか、今後のインターネットについてだとか、色々なことを話したことを今でも覚えている。とにかく、始まったばかりのインターネットという新しい時代についてマジメに考えている人だった。

その後、僕は度々コモエスタ坂本について検索をかけてみるのだが、なぜだか今のコモエスタ坂本に関するものは何も見つからない。何も残っていない。
"Comoesta's Japan Home Vage"はもう残っていないし、Web Archiveでも見られなくなってしまった。Web世界遺産候補になっていると聞いたこともあるというのに。
僕との対談もかつてはインターネット上で閲覧できていたのだが、今はもうないようだ。

もしかしたらもうこの世界には存在しないのかもしれない。
あるいはそもそも存在しなかったのかもしれない。
でも、今でも僕は時々コモエスタ坂本を思い出す。
「コモさんならこういうときなんて言うだろう?」と考えることがよくある。
ブログについて。SNSについて。広告を中心とした今のインターネットビジネスについて。

僕にとってコモエスタ坂本は宇宙意識体である。  
映画「JM」に出てくる、時々登場して重要なメッセージを残す、ネット上にだけ存在する意識体のような。



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