思考作品:瞑想するコンピューター001コンセプチュアル・プログラマーとして生きていく

2016年07月22日

プログラムのコメント

プログラムには、その動作に影響しない文字を自由に書いても良い、「コメント」というものがある。
コメントはようするにプログラムの注釈である。コメントを入れることによって、後で他のプログラマーがその部分を見た時に理解しづらいところに注釈を加える。



プログラム言語によって、コメントを表す記号は異なる。

よく、コンピューター系の人がメールなどで、余計なことを書く時に、"#"で始まる行をいくつか書くことがある。

# まあこれは僕の勝手な推測なんですけどね。

といった感じ。

これは、shellというスクリプト言語でのコメントの書き方で、先頭に"#"がある行はすべてコメントとして、プログラムとしては無視される。
他には、JavaやC++というプログラム言語では、"//(スラッシュを2つ)"で始まる行がコメントになる。

あるプログラムの規模を表す際に、「ステップ」という単位が使われる。
要するに行数のことである。
たとえば「1万ステップ」といえば1万行あるプログラムのことである。
プログラムで実現したい要件を聞いて、「それなら◯◯ステップぐらいになるので、◯◯円でできます。期間は◯◯日ぐらいかかります。」というように見積もりをする。

僕がプログラマーとして師匠の下で修行していたときのノルマは「一日200ステップ」だった。
これはプログラマーとしては少ないほうだと思うが、師匠の考え方では、「一日に200ステップを超えると質が落ちる」とのこと。

このプログラムの行数を表す「ステップ」では、コメント行もカウントに入れる、という不思議なルールがある。
つまり、プログラムとしては何もしない部分についても料金が発生する、ということだ。
一行ずつコメントを入れることで、そのプログラムを説明しながら書いていくと、コメントを一切書かないプログラムの2倍の値段になる、ということである。
これは不思議だ。

そして、もしそのプログラムに何の昨日も要求されていないのであれば、すべての行をコメントにしたとしても、それを「プログラムである」ということができる。
つまり、Javaをまったく知らないあなたでも、すべての行を"//"で始めれば、Javaのプログラムが書ける、ということである。

そこでできあがるプログラムもまた「4分33秒的なるもの」である。 

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myinnerasia at 08:09│Comments(0)虚構 | コンピューター科学

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