2016年08月

2016年08月31日

僕は小学生の頃からずっと歴史の授業が苦手だった。
◯◯年に何があったか、ということを暗記するということがとても嫌いで、歴史が嫌いになった。
今でも僕は日本史も世界史も大嫌いなのだが、それはとても損をしている、という自覚がある。

この歳になったら、今の自分に不足しているものについて、それを親のせいにしたり、教育のせいにしたりする、ということは明らかに間違いではあるのだが、やはり暗記を中心とした歴史教育については未だに恨みを持っている。
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myinnerasia at 08:02|PermalinkComments(0)雑な談 | 教育

2016年08月30日

「パルテノン神殿は黄金比に基づいてデザインされている」ということをずっと信じていた僕は、それが都市伝説であった、ということを最近知ってショックを受けた。
かつて建築デザインを専攻していた僕は、作者個人の感性を拠り所にしない「普遍的な美の根拠」のようなものを求めていた。
芸術家個人の事情や作家の感性にもとづいた美学というものをまるで信用できなかったからだ。

そこで僕は「形」を作る時の拠り所として「黄金比」という古典的な美の基準に注目した。
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myinnerasia at 08:03|PermalinkComments(0)創ることについて 

2016年08月29日

ソフトウェア業界では「バグのないプログラムはない」ということがまことしやかに語られる。
実際、ソフトウェア開発の最終段階では、「バグ出し」と言って、バグの数の目標値を設定して、決められた期間内にその目標の数のバグを見つける、ということをする。
ここでの目標値とは、プログラムの行数から、「何行あたりバグ1件」というような計算で求め、その目標の数だけバグを見つけるまでテストを行う。

たとえば、そのバグ出し期間が2週間で、バグの目標値が100件とする。バグ出しが1週間経ったところで、20件しかバグが見つかっていなければ、スケジュールが遅れている、と見なされるのだ。

これは何かおかしくないか?
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2016年08月27日

最近「ダイバーシティ(多様性)」という言葉をよく聞くようになった。
大手企業では「我社は積極的にダイバーシティに取り組み、様々な人種、身体的障害、性的嗜好性を持った社員にも柔軟に対応する職場環境を目指しています」などと言う。

ダイバーシティとは大きく「生物的多様性」と「社会的多様性」に分けられる。

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myinnerasia at 11:41|PermalinkComments(0)アジア | 生命

2016年08月26日

これは僕の記憶にあるだけのことで、ソースを正確に言えないので発言者の名前は伏せておくことにする。
ある人が20年以上前に言ったこと。その人は人類学者、思想家、と一般に認識されている人。
「20年以上前」ということなので当然それは20世紀にあった発言なのだが、当時の僕はその言葉に衝撃を受けた。

その人が「20世紀末について」というエッセーに書いていたことだと思う。(このあたりが正確ではないので名前を伏せることになった)

これから僕たちが迎える世紀末について。
世紀末には、今の僕たちがまったく理解できないような訳のわからないものが出てくると思う。
僕はその訳のわからないものに期待している。 

当時の僕はこの「訳のわからないもの」というものについてまったく想像ができなかった。
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myinnerasia at 08:07|PermalinkComments(0)ピキピキ