できるだけわかりやすく説明をしてみるという実験

2016年08月21日

ニューラルネットによる学習は、平たく言ってしまえば「与えられた教師信号に見られる一定のパターンを見つける」ということである。
そこで与えられた入力値と出力値の対に対して正しく答えが出せるように内部構造を変化させていく。これを「学習」と呼んでいる。
ニューラルネットは一度で与えられた入力値ー出力値の対を学習するのではなく、その誤差を少しずつ減らすようにして、誤差曲線を描く。 

ここでなぜニューラルネットは一度で学習をしないのか?という疑問がわくかもしれない。
普通のコンピューターの処理では、値を記憶するということは一度で済むはずである。

この答えはニューラルネットワークの大きな特徴である「汎化能力」にある。

続きを読む

myinnerasia at 10:09|PermalinkComments(0)

2016年08月20日

今から僕は20年以上前に気づいたことをできるだけわかりやすく説明してみようと思う。
もしかしたらこれはこの世界で僕だけが気づいていることなのかも知れない。
「もしかしたらこれはこの世界で僕だけが気づいていることなのかも知れない」ということは実はこの世界の誰にでもあって、ただほとんどの人はそれを誰にも伝えないまま、その「自分だけが知っていること」を誰にも伝えることなく、それを墓まで抱いてこの世を去るのかも知れない。

おそらくほとんどの人はそうなのだろう。 
この世界は無数の無名の哲学者たちにあふれている。
そしてその無名の哲学者たちは、(非常に残念なことに)この世で得ることができたある"知"を後世に残すことなく、自分の脳内に残したままこの世を去っていく。

親切にも「自分だけが知っていること」を何らかの方法でこの世に残してくれた人については、その智慧をこの人類の財産として、後世に生きる人々がこの世界を捉えるための手がかりとすることができるように、という愛を、後世に生きる人々に残したことになる。

すなわち、哲学は常に愛にもとづいている。

さて、前置きが長くなってしまったが、ここからは僕が後世に残す愛のためのステージだ。
もしかしたらこの世界で僕だけが気づいているのかも知れないあることについて、できるだけわかりやすく書いてみようと思う。
 続きを読む

myinnerasia at 20:00|PermalinkComments(0)

2016年07月25日

プログラムにおける関数というものは、その関数の中でさらに他の関数を呼ぶことができる。

たとえばいくつかの円を描くプログラムがあり、ある関数が「◯番目の円を描く」というものであったとしよう。
この関数は、「◯番目」という番号だけを受け取るが、その番号の円が描かれる位置と半径が必要である。 

そこで、もうひとつ別の関数として、「◯番目という番号を受け取ったら、登録されている円を探しだし、その位置と半径を返す」というものを用意する。

以上を仮想プログラミング言語で書くと以下だ。

1:関数"円を描く"(n番目)[
2:   円=関数"円の情報を取得"(n番目)
3:   円を描く
4:]関数"円を描く"ここまで

5:関数"円の情報を取得" (n番目)[
6: n番目の円を取得
7:   円の情報を返す
8:]関数"円の情報を取得"ここまで 

ここでは1つめの関数"円を描く"がその内部でもうひとつの関数"円の情報を取得"を呼んでいる。
これにより"円の情報を取得"という関数は、他のところからも呼ぶことができるようになり、再利用できるものになる。

関数の中から別の関数が呼べる、ということだが、それは必ずしも"別の"関数でなければならないわけではなく、自分自身を呼ぶこともできる。
これを"再帰関数"と呼ぶ。 

続きを読む

myinnerasia at 08:05|PermalinkComments(0)

2016年07月20日

ある切ない物語。

あるブログを始めた男は、毎日記事を書き続けた。
毎日毎日がんばって記事を書き続けるのであるが、アクセスはまったく伸びなかった。
彼は毎日アクセスログを眺めては、「あー、今日も誰も見てくれなかったなあ」と溜息をつく。
いつもあるアクセスは、自分の家のアドレスからのみ。内容確認のために自分でアクセスしたものだけ。

続きを読む

myinnerasia at 08:01|PermalinkComments(0)

2016年07月18日

遺伝的アルゴリズムは個体の性質を表すパラメーターを「遺伝子」と見立て、それを交配することによってより優性な個体を生成し、それを繰り返すことによって最適なパラメーターの組み合わせになるように「進化」させるものであった。
このときの遺伝子は、その個体が持つすべてのパラメーターを一本に並べ、その任意の点で交差させることで新しい個体の遺伝子を作る、というものであった。
つまり、各個体が持つパラメータの構成は固定であり、構成自体が変わるものではない。

続きを読む

myinnerasia at 18:01|PermalinkComments(0)