雑な談

2016年10月15日

今回は「雑な談」ということで、少々愚痴めいたことを書いてみようと思う。

僕は外国のある国の企業に勤めている。その会社は日本法人を持っていなくて、日本にはまだオフィスはない。
なので仕事場はだいたい家か、客先になる。
日本にいる日本人の社員は僕だけで、他はみんな外国人。
彼らはとりあえずは日本語を話せることにはなっているのだが、実際に客とのやりとりができるほどのレベルではなく、ことあるごとに僕が前面に立たされる。

ちょうど今、僕が担当しているあるプロジェクトで、外国人のエンジニアが日本に来て作業を手伝ってくれている。つまり彼はまったく日本語が話せない訳だが、その際に取引先と技術的なやり取りをすることがある。
その取引先には英語が話せる人がひとりもいないので、僕が間に立って通訳をすることになる。

このときに色々と日本の独自性を感じさせられることがよくあるのだ。
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2016年09月14日

先日、一緒に仕事をしているある会社の人に、僕が勤めている会社のある国から同僚(日本人ではない)が来日するのでぜひお会いしていただきたい、ということを話した時、そのある会社の人(日本人)が不思議なことを言った。

「その人は日本語は話せますか?」

その人(日本人)は英語が話せないことは知っているし、海外から来る人と会うことになったら不安になる、という気持ちもわかる。
だが、どうして海外から来る日本人ではない人がたまたま日本に来るというだけで日本語が話せるか、と思うのだろう?と不思議になった。
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myinnerasia at 08:03|PermalinkComments(0)

2016年09月12日

先日、大阪に住む弟が上京したので、夜一緒に飲みに行った。
その時の会話。

僕:「で、久しぶりの東京はどうかね?」
弟:「いやあ、こっちはやっぱり気分が楽やわ。昔、兄ちゃんが言っていたように、『人の視線が刺さってこない』ところが何ともいい。」

「人の視線が刺さってこない」
確かに東京はそういう街である。
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2016年08月31日

僕は小学生の頃からずっと歴史の授業が苦手だった。
◯◯年に何があったか、ということを暗記するということがとても嫌いで、歴史が嫌いになった。
今でも僕は日本史も世界史も大嫌いなのだが、それはとても損をしている、という自覚がある。

この歳になったら、今の自分に不足しているものについて、それを親のせいにしたり、教育のせいにしたりする、ということは明らかに間違いではあるのだが、やはり暗記を中心とした歴史教育については未だに恨みを持っている。
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myinnerasia at 08:02|PermalinkComments(0)